社内SEの異常な愛情または私は如何にしてフルサイズキーボードを止めてHHKBを愛するようになったか

投稿者: | 2021/01/25

HHKBとは

HHKB、正式名称Happy Hacking KeyBoardはPFUより発売されている高級キーボードだ。(公式サイトはコチラ)
IT関係の方なら名前位は聞いたことがあるかもしれない。そのクセの強さゆえ使用者は限られるが、コアな層に非常に支持されている代物である。

HHKBで検索するとこのキーボードを紹介したり礼賛しているサイトが山ほど出てくるので、今更ここで同じことをしても仕方がない。

本サイトは基本的に社内SEに向けたものなので、現役社内SEとして実際のところこのHHKBはアリなのかナシなのか、そんな観点を紹介したい。(因みに筆者は英語配列で使っているため、以下も英語配列を前提としている)

そうはいっても初めて聞いた方もいると思うので、公式の紹介動画を貼っておく。これを見ればこのキーボードの特徴がよく分かるだろう。

HHKBの想定使用者

まずこのキーボードはプログラマー向けに作られたものだ。
つまり、コーディングに最適化されている訳だ。実際、筆者も時々まれにコーディングをしてみるのだが、打鍵感とキー配置が使いやすいと感じる。(慣れとも言うが)

だが逆に日本語での入力(及び切り替え)ではそれ程メリットを感じないかも知れない。とは言いながら、CapsLockという不要なキー筆頭の位置にctrlがあるのは非常に使いやすい。

HHKBを社内SEが使うのはアリか?

社内SEと言っても筆者はシステムを内製する会社にいないので、HHKBで打つのは専ら日本語でのメールやら周知文書、稟議書などになってくる。そうなるとこんな高級キーボードが必要なのか、という話になってくる。(筆者もここが非常に迷った所で一ヶ月位悩んだ)

だが、結論としては日本語入力がメインの社内SEであってもHHKBを使うのは十分にアリだ。もちろん人を選ぶのでメリットデメリットを挙げてみよう。

HHKBの社内SE的メリット

打鍵感が良い

筆者は元々キーボードはしっかり押したい方なので、最近の主流である薄いペチペチするキーボードが苦手だ。これは単純に好き嫌いと言えるかもしれないが、やはりタイプミスがかなり減った実感がある。

また、大きな特徴である静電容量無接点方式のスコスコした打鍵感も小気味よい。多分に感覚的な話ではあるが。あと腱鞘炎になりにくいとの話はよく見かける。

省スペース

キーボードは小さい方が良い。単純にデスクが狭いからという理由もあるが、重複はできるだけ避けたいのだ。何を言っているかというと、フルサイズのキーボードを見た場合、まず右端のテンキーは最上段の列で入力できるので省きたい。更に矢印キーはHHKBの場合ファンクションキーと組み合わせることで、リターンキーより左に収まってしまう。

そのため本体が非常にコンパクトで、ホームポジションからほとんどのキー操作をこなせる。ミニマリストを気取るつもりはないが、社内SEにとって効率化は至上命題である。

何かできる奴感

こんなピーキーなキーボードであるがゆえに会社で使っていると目立つ(悪目立ちとは言うまい)。千円、二千円でキーボードが買える時代に、キーボード1つに数万円をもちろん自腹で出しているのだから。

社内ではちょっとアレなやつ、変態(もちろん褒め言葉だ。仮に変態でないとしたら変態という名の紳士であり淑女である)のように思われるだろうが、社内SEは誰かに言われた訳でなくても必要と思う提案を出していかなければいけないので、何か凄そう感が出せると良くも悪くもハッタリをかませる。実はこれ結構重要なことだ。

HHKBの社内SE的デメリット

値段が高い

上で少し書いたが、やはり3~4万円もするので気軽に買えるものではない。ここがやはり迷ってしまう所だが、質が良いので長く使って減価償却するのだと発想を切り替えようじゃないか。

キーボードは社内SEのメインの商売道具であるし、以前にも書いたかもしれないが、長い時間触れるものには金を惜しまない方がよい、と個人的には思う。

他のキーボードが使いにくくなる

社内SEと言えばトラブルシューティング。そんな時、ユーザのキーボードを操作する、または指示をする際、かなり毛色の違うキーボードを使っているので、逆に普通のキーボードのキー配置が分からなくなる

英語配列で使っているからというのもあるが、更にHHKBを使う人は大抵何かしらのキーバインドをカスタマイズするので、自分が使う分には最適化されてよいのだが、人に説明したり下手するとそもそも押せない記号とか出てきたりする。

ヘルプデスクとしてはできるだけユーザと同じ環境を持ちたいのが親心だが、まあそこは許容範囲だろう。あと、クセの強いキーボードなので、副次的に人に勝手に触られずに済む。

少しだけtips

Fnの押し方

HHKBについて迷うのがキーボードでのカーソル移動だ。何しろ独立した矢印キーがないのだから。筆者のおすすめは左下端のAltキーをFnに割り当て、それを左手の平のシワ、手相で言う感情線の辺りで押しながら、右手小指で矢印キー操作をする。もちろん最初は慣れないがすぐに慣れる。

みんなどうしてるのかふと疑問に思ったが、素直に考えれば右手小指で右端のFnを押しながら人差し指か中指で矢印キーを押せるように思う。やりやすい方でやってもらえばよい。

電池持ち(BTモデルの場合)

筆者の使用しているBluetooth接続モデルで気になるのが電池持ちだが、平日毎日使用して大体3ヶ月で電池交換だ。一応USBで給電もできる。

まとめ

色々と書いてきたが、やはり社内SEの方にもオススメできるキーボードだ。一度買ったらなかなかキーボードは買い換えるものでもないので、十分元は取れる。

それに公式サイトを見れば分かるように、馬の鞍の例え話、静電容量無接点方式とは、など語りたくなるストーリーがあるというのもプレミア感があってよい(良いものは総じて語りたくなるストーリーを持つものだ)(実際にそんなこと語ると興味のない人にはうざいことこの上ないけど)。

このサイトを見ている興味はあるけど迷っている方の背中を押すつもりでこのエントリーを書いた。参考になれば幸いだ。

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