wi-fiの親機にもなれる、そうwindows10ならね

近所にあるけど全然知らなかった有名スポットや、家から近すぎて入ったことない繁盛店があったりする。
Windows10でもそんなことがある。それが「モバイルホットスポット」だ。既に使っている方には何を今更な話なのだが、筆者は先日初めてその存在に気づいたのだった。
メモしておく。

どんな機能かということは@ITの記事が詳しい。
これで終わるのも何なので、社内SE的視点で見てみる。

筆者同様初耳の方の為に概要を説明すると、Windows10の設定→ネットワークとインターネット→モバイルホットスポットを開くと、「インターネット接続を他のデバイスと共有します」という画面が出る。
これはつまりwi-fiルータの親機になれるという機能だ。

下記画像の通り、アクセスポイント名とパスワードがあるので、通常のwi-fi接続の要領だ。また、画像にあるように同時接続は8台までのようだ。
親になるPCは当然無線機能がないと有効にできない。また、接続中の機器が表示されるが、市販のwi-fiルータという訳ではないので、個別に切断したりといったことはできない。

この画像で大体理解できる

社内SE的使い所

ではそんなモバイルホットスポットがどんな場面で役立つか見てみよう。
へーしゃではiphone運用ポリシーとして自宅のwi-fiやフリーwi-fiに繋ぐことを禁止している。これで困るのが、大きいサイズのアプリを落とす時や、iosのアップデートだ。

これらはwi-fiでないとダウンロードさせてくれないのだが、今回のモバイルホットスポットを使えば会社の回線を使用してアップデートやダウンロードができるようになる。
もちろんダウンロードの負荷は掛かるので(特にiosアップデート)、他の業務への影響には気をつける必要がある。

このような運用がどれだけの企業に適用できるか分からないが、wi-fi接続が条件であるならこれで手軽にクリアできる。
しかし、問題もあるわけで・・・。

こんな所が困る

先述のようにwi-fi接続できてよかったですね、ではすまない事情がある。
職場への私物デバイス持ち込み禁止の企業もあると聞くが、こちらはセキュリティ意識の欠片もない地方の中小企業の事ゆえ、とてもそんな制限は掛けられない。

となると、不心得者がこのモバイルホットスポットに私物のスマホを接続することは容易に想像できるシナリオである。

通常のパソコンからのアクセスなら管理ソフトで接続先サイトの情報が取れるのだが、モバイルホットスポット経由でスマホなりが接続した先までは分からなかった。パソコン単位の管理だからそれもそうか。

UTMの通信ログは見方がさっぱり分からないが、ここでなら調べられるかもしれない。ただ、下手に触ってトラブルを起こしてもいけないので、モバイルホットスポット自体を周知してよいものか考えている。

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